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空飛ぶパーフの車

  空飛ぶパーフの車 ぼくの車は、ふわふわのしっぽビートで走るんだ。 ときどき道路じゃなくて、空へふわっと浮かびあがる。 そう、ぼくの車は――空飛ぶパーフカー! ある晩、助手席にミアちゃんが乗りこんできた。 しかもホワイトビキニ姿で! 「銀河までドライブに連れてって」なんて言われたら、断れるわけがない。 ぼくはしっぽをトントン鳴らしながら、アクセルをふみこむ。 ビューン!と星の道へ。 前方にはキラキラ光る星雲、後ろには流れ星の尾が伸びていく。 途中でちょっと休憩。 ぼくが用意していたのは――かぼちゃマフィンとココア。 「こんなところでティータイム?」ってミアちゃんが笑った。 その笑い声は、銀河に溶けていって、まるで音楽みたいだった。 食べ終わると、ミアちゃんはぼくをぎゅっと抱きしめてくれた。 「ありがとう、パーフ!」 ぼくのまるい体が、さらにふわふわになった気がした。 やがてドライブは終わり、車はゆっくりと地球へ降りていく。 気がつけば、ベッドの上で目を覚ましていた。 「夢……だったのかな?」 でもね、胸の奥には、まだココアの甘い香りが残ってるんだ。 だからぼくは信じている。 あの銀河ドライブは、本当にあったんだって。 The Flying PUFF Car My car runs on the beat of my fluffy tail. Sometimes, instead of staying on the road, it gently lifts off into the sky. Yes, my car is—the Flying PUFF Car! One night, Mia-chan hopped into the passenger seat. And would you believe it—she was wearing a white bikini! “Take me for a drive to the galaxy,” she said. How could I ever say no? With my tail tapping out a rhythm, I pressed the pedal. Whoosh! Onto the starry road we flew. Ahead...

シナモンロール。


たとえば
あなたが言葉でできているなら
わたしはその行間にバターを塗って
やさしく、やさしく、くるくると

まるめてしまいたいの

午後の陽ざしが
ほおばるわたしを見つめていても
かまわない

ほら、あなたの温度が
わたしの中でとろけていく

甘くて、
やわらかくて、
ほんの少し さびしいような

シナモンの香りがする胸の奥に
あなたを全部 巻きこんで
いっそ たべてしまいたいの

ねえ、
それくらい すきだったのよ


"The Cinnamon Roll Spell"

Suppose—
if you were made of words,
I’d spread butter between your lines,
gently, gently,
rolling you into spirals of longing.

The afternoon sun
might watch me devour you,
but I wouldn’t care.

See, your warmth
melts into me,
slowly—

Sweet,
soft,
a little bit sad.

Inside my chest where cinnamon lingers,
I want to wrap you up completely
and eat you whole.

You see,
that’s how much
I loved you.




 

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